2匹の犬の里親日記

2018年戌年の今年、我が家にやってきた保護犬2匹との日々を綴る日記です。

山下さんに会いに

4日目、朝早々にテントを撤収し始める。今日は、今年1月にラフとクレイを保護し、私たちに譲渡してくれたちびたまのしっぽ愛の会の山下さんにお会いする日です!

最近の山下さんのブログを読むと、多忙を極めているご様子、あまり事前に連絡すると逆に気を使わせてしまうのではと思い、2日前に、少しお寄りしたいとお伝えしました。すると忙しいにもかかわらず、時間を作ってくださることに!

それに、偶然にも、数日前にラフのお母さんの姉妹が産んだ仔犬を保護したばかりとのこと。

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この日も空と海がきれいな青海島。名前の通りの場所。後ろ髪ひかれながらキャンプ場をあとにしました。

待ち合わせの場所には時間通りになんとか到着!そしてご対面です。ご夫妻、そして娘さんも来てくださいました。

山下さんとは何度もLINEでやりとりしていたものの、お会いしたことが一度もありませんでしたが、お会いすると思っていたとおり、暖かさの伝わるご家族でした。

さっそく、仔犬たち!

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この子はラフにそっくり!

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ラフとクレイはうちに来たときもっと大きかったので、こんなに小さな仔犬を抱っこするのは初めて。かわいくてかわいくて、ずーっと抱っこしている2人。

と、山下さんのご好意に図々しくも甘えさせていただき、ラフとクレイの生まれた場所に案内していただけることになりました。

息子が自由研究でラフとクレイのことをとりあげるので、何よりのプレゼントになりました。

ラフとクレイが生まれたのは、長門市の中でも北西に位置する油谷という地区です。

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着くと、海からすぐのお宅に案内してもらいました。

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ラフとクレイの兄弟は、この床下にいたそうです。保護するときに、床板を剥がして外に出したそう。
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このお家の方も優しい方で、お母さん犬の面倒をみながら仔犬たちが元気に育つよう見守ってくださったそうです。

帰り際に手一杯にリポビタンDやジュースをくださいました。

そしてなんと、ラフとクレイのお母さんは最近また出産しており、他のお宅の床下に仔犬たちがいるとのこと。そのお宅へも案内してくださいました。

でも残念ながら、仔犬たちは出てこないし、お母さん犬も他の場所へ行ってしまってました。お父さん犬はこのお宅の犬とのことで、窓越しにみることができました。

途中、道端を歩いている野犬をみかけたり、この地区では犬がこうして暮らしているのだろうという実情を、ほんの一面なのでしょうが垣間見ることができ、少し複雑な気持ちになりました。

私たちが住んでいる市は、猫に関しては地域猫という取り組みをしていて、保護・殺処分はしていないようです。避妊去勢費用の補助制度はありますが、基本的には市は捕獲せず、みんなで理解し、猫と共生しようというのスタンス。それもあって、野良猫が結構多いです。散歩にいくと、ラフとクレイも猫に遭遇し、追いかけ回し、シャー!とされることもしばしば。

でも犬となると、放置するわけにもいかないですから。不幸な犬たちをこれ以上増やさないために必要なことがある、と感じました。きっと山下さんはこのループを断ち切るために、どこから手を打つか、どうやって説得するか、日々がんばっておられるのだと思います。

ラフとクレイと血が繋がった仔犬にあえたのは嬉しいけど、それだけどんどん新しい命が生まれ、飼い主に出会えない犬は厳しい環境にさらされるということ。複雑です。

最後は息子から山下さんにインタビューをさせていただきました。どんな質問にも快く答えてくださり、本当にありがとうございました!

短い時間でしたが、山下さんにお会いできて、ラフとクレイのルーツを感じることができ、記念すべき1日になりました。