2匹の犬の里親日記

2018年戌年の今年、我が家にやってきた保護犬2匹との日々を綴る日記です。

去勢手術

ラフの避妊手術から1ヶ月。クレイも無事に今年受ける全ての予防接種が終わり、去勢手術の日がやってきました。

ラフの手術と違うのは、日帰りであること。その他の、術前検査をしてから午後に手術、ということは同じでした。

ラフの手術の様子はこちら

避妊手術 - 2匹の犬の里親日記

手術当日は雨。止むのを待ったけどやまず、結構降っていたので傘をさして、クレイだけ連れ出す。でも、いつも散歩は2匹一緒なので戸惑っている様子。全然進みたがらないし、トイレもしない。しばらくしてもする気配がないけど、クレイは家の中でもきちんとトイレできる子なので、あまり心配せず、病院に連れていきました。

車の中からかなり怖がっているよう…。病院についても出たがらない。なんとか誘い出しても車の奥へ奥へ…。

クレイごめんね、と思いながらなんとか出して病院へ。中にはすんなり入ってくれて、待合で待つ間も良い子にしてました。よかった…!

でも、診察室に呼ばれると、急に玄関ドアへまっしぐら。びくともしません。25kg、私では抱っこはだいぶきついです。私が難儀していると、先生が抱っこしてくれました。が、そのときおしっこ…先生ごめんなさい。それでも、「いいですよ!」と快く対応してくださいました。

ただ、診察台にあがると、やはり怖がっており、少し触れらるだけで泣いてしまい体が硬くなってました。ラフのときは、診察台以降のことは先生にお任せして私は帰りましたが、先生の判断で、採血は私がいるところでやったほうが安心するだろうということでそのまま始めました。

でも、1回目、後ろ足に針を刺しても採血できない…血管が緊張で硬くなってるとのこと。足を変えて前足にしたら、見えてしまうからかもっと泣いてしまいました。この様子で手術は大丈夫なのかと私も心配に…。そのあとのレントゲン検査も私がいたほうがよいとのことでしたが、診察台から降りるのも大変。最終的には帰って、なにかあったら連絡となりました。

クレイ、優しい子だし、うちにくる羽田までの道のりでもかなり具合が悪くなったし、比較的怖がりなのでパニックにならないか心配していたけど、ラフがうまくいったので同じようにいくかな、と思っていたところがありました。でも、やはり怖かったんだね。それはそうだね、一人だけ車で連れていかれたら…。

心配な気持ちで家に帰るとラフもキュンキュン泣いて待っていました。主人がいうには、不安がってか二階の主人の部屋まであがってきたそうです。

午後、無事に手術は済んだと連絡があり迎えにいきました。良かった!

名前を呼ばれて診察室にいくと、まだケージの奥にいるクレイ。みなさんが出そうとしているのを嫌がって奥に入ってました。

私が呼ぶと、気付き、尻尾をふって出てきてくれました!が、エリザベスカラーをしているので、あちこちにぶつかりながら…しばらくはこの感覚に慣れるのに時間かかるね。カラーは壊れるまでは付けるように、という指示でした。

※実際は、ぶつけたり散歩の時に地面に擦れたりで少しずつ亀裂が入り、10日ほどで取りました。手術が夏だと、カラー内が自分の呼吸で湿って熱くなって、なんだか余計につらそうでした。傷口の化膿の心配もあるし、もう少し涼しい時期が良かったのかな…とも思いました。

先生の説明の間も私はしゃがんで、クレイを撫でながら聞いていました。いつもの甘えん坊のクレイです。顔をたくさんすりすりしてきました。

怖かったかもしれないけど、もう終わりだから家に帰ろうね。そんな気持ちでいました。

そうそう、先生の説明によると、あまりの恐怖に何度も失禁してしまったようで、通常1週間後にや抜糸のため受診してもらうけど、来なくていいように溶ける糸にしたとのこと。もし様子をみて、明らかに患部が腫れたり異常がなければ、そのままで大丈夫、とのことでした。先生、犬の様子によって医療も適したものにしてくれるんですね。ありがたいです…。

この日はフィラリアのお薬も一緒にもらって、次の受診は1ヶ月後になりました。まだ成長途中なので、体重をはかって合ったものをもらったほうがよいとのこと。体重が落ち着けば、ワンシーズン分まとめてもらうこともできるそうです。

ラフの時と同じで化膿止めももらい、無事に帰宅。

帰ると子供達が待っていて、クレイがんばったね!とたーくさんかわいがりました。

お散歩は、溶ける糸にしたので雨の日や草が濡れたりしてる状態のときはダメ、とのこと。しばらく雨予報なのでお散歩はおあずけかな?でも、次の日は土曜日。

家でのんびりみんなと過ごそうね。

これで、里親として2匹の犬の避妊・去勢手術を無事に終えることができました。里親になったときの大事な約束の一つ、私たちも任務を果たせてほっとしています。これで、こどもができる心配をすることなく、2匹が健康に、仲良く幸せに暮らせることに愛情を注いでいけます。

手術が終わったので、ラフの時と同様、先生に手術の証明書の意図を伝えてお願いし、こちらも快く(無料で)作成していただきました。さっそく保護団体の方へお送りし、受領の連絡と御礼の言葉が届きました。そして、最近の犬猫を取り巻く状況についても情報を共有していただき、私たちも問題意識を新たにしました。

これからもたまに近況報告しながら連絡はとり続け、里親としてできること、ラフとクレイことはもちろん、保護犬ために何かできることがないか、考えていきたいと思っています。

ともあれ、クレイ、よくがんばったね!本当にお疲れ様でした。

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