2匹の犬の里親日記

2018年戌年の今年、我が家にやってきた保護犬2匹との日々を綴る日記です。

避妊手術

我が家に来て3ヶ月、ラフの避妊手術を行うことになりました。

手術の実施は譲渡の際の最も大事な条件の1つでした。確実に避妊・去勢手術をしてこれ以上不幸な犬を増やさないためにも、手術をしてから譲渡するか、未手術のまま譲渡する場合は、手術をなるべく速やかにし動物病院で証明書を出すことになっていました。

ラフとクレイは兄妹犬とは言え、オスとメスです。そこは関係なく交配してしまうので、病院でも手術はした方がよいと言われていました。

手術は交配を防ぐため。

でも、ラフとクレイにとっても、病気を防ぐ(メスなら乳腺発達によるがんのリスク軽減など)、発情によるストレスを防げるなどメリットもあります。時期も、メスは初めてのヒートを迎える前が良いし、オスも発情を迎えたメス犬に出会わないうちに手術したほうが、そういった刺激を経験せずに過ごせるので良いそうです。

月齢の早いうちに手術したほうが体も小さい分傷が小さく済むし、手術代も体重で決まったりするので費用面でも負担が少なくなります。

本人たちがより健康に幸せに過ごせるなら、絶対に手術はしたほうがよい、それもできるだけ早く…と私たちも思っていました。

そこで、スケジュールを病院でも相談し、3回の混合ワクチン予防接種と、狂犬病の予防接種が全て終わって落ち着いてから(3週間経過後)、としました。ラフの方が早く予防接種を始めていたので、手術も先にすることに。

いつもお世話になってる病院の避妊手術は子宮・卵巣全摘出です。病院によっては卵巣のみ摘出の場合もあるようなので、手術する前に聞いた方がよいと思います。

さて、手術の準備は前日から。

夜ご飯をいつも通りあげたら22時以降、絶食になります。水は翌朝は7時まであげてOK でした。なので、朝6時からお散歩して、水を飲ませてから給水機を取り外しました。

朝9時、動物病院へ。この時、いつも一緒に行動するラフとクレイはお互いにキュンキュン鳴いてました。いつもと違う雰囲気を感じるんですね。

車の中にクレートを入れてから、ラフだけ連れ出します。クレイは特に、置いてかれる不安からか寂しそうにないてました。ごめんね、クレイ…。

動物病院に着くと、受付して診察室へ。体重をはかり状態を確認して、預かりとなりました。ラフはこの病院が大好きなので、尻尾をふって自分から入っていきます。そして看護師さんにニコニコ。安心して預けられます。

手術の手順としては、午前中のうちにレントゲンと血液検査を行い、問題がないことを確認してから午後に手術です。もし検査の段階で問題があれば電話が入ることになっていました。検査で問題なくそのまま手術を行った場合も、手術終了後にお電話をいただけるとのこと。そしてメスの場合は一泊での手術となります。

診察室を出て、手術の同意書にサインをして病院をあとにしました。

手術は無事に、スムーズに済んだそうで異常もなかったそう。良かった…!

翌日は、午後の診療時間内にお迎えにいくことになったので、子どもたちと一緒に病院へ。いくと、看護師さんに名前を呼ばれてまたもや嬉しそうに尻尾をふるラフ。診察台にのってからも、看護師さんのお顔をペろぺろ舐めてました。それをみても、順調に安定した気持ちで手術を受けられたんだなと安心しました。病院でも、おなかを上にしてへそてんで寝ていたようです。リラックスし過ぎだね。

手術痕は縫合しているため、保護用に腹帯を着ていました。そして1週間後に抜糸のため再受診です。数日間、化膿止めの錠剤も服用します。

手術の費用は体重10〜20kgの料金で、術前検査・内服代含めて4万円でした。

お散歩は、そんなに気にせずいつも通りでよいそうです。腹帯だけ、クレイに噛まれたり誤飲のもとにならないよう気をつけてください、と言われました。

家に帰るとクレイも大喜び。ラフはいつも通り落ち着いてたかな?クレイに傷跡をいじられたりしないか心配してましたが、それもなさそうです。しばらくは体の回復第一で、過ごそうね。

里親としての義務も一つ終え、私たちもほっと一息…次はクレイです。

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ちょっと腹帯がずれ落ちていますが…汚れたら、家にあるTシャツを切って着せてあげたらいいですよ、と先生からアドバイスいただきました。

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とにかく、ラフ、本当にお疲れさまでした。